近年、日本では急速なグローバル化が進んでおり、英語が得意な人材の需要が増加しています。
そこで、将来を見据えて幼児期より英語教育を受けさせたいと考えている家庭が増えています。
ただ、『いくつになったら英語教育を始めたら良いのか？』『英語教育のメリットやデメリットは？』など、悩んでいる家庭も多いと思います。
そこで、当記事では乳幼児の英語教育方法について解説します。
子供の将来を見据えて、幼児期から英語教育を受けさせたい、英語教育に興味はあるけど不安もあるなどという人は、是非参考にして下さい。
乳幼児の英語教育について
生まれてすぐの赤ちゃんに英語教育を受けさせても効果はありません。
何故なら、新生児期の赤ちゃんは聴覚が発達しておらず、音を聞き分けることが出来ないからです。
そのため、この時期の赤ちゃんに英語を聞かせても、これが英語なのか？が分からず、単純に音として認識する可能性が高いです。
そこで、乳幼児の英語教育を始める時期ですが、概ね生後6ヶ月～8ヶ月までが良いとされています。
これは、脳科学研究者Patricia Kuhl氏の研究結果により、生後8ヶ月～10ヶ月の間に発音を聞き分ける能力が減少していることが分かったためです。
乳幼児期の英語教育のメリット
まずは、乳幼児期の英語教育のメリットついて解説します。
ちなみに、メリットには、主に下記のものがあります。
- 英語耳＆英語脳の習得が可能
- 英語学習時間の確保
英語耳＆英語脳の習得が可能
英語耳とは、英語の発音やテンポ、リズムを聞き取る能力が高い耳のことです。
日本語と英語とでは、音の周波数が異なっており、日本語の周波数に慣れてしまうと英語の周波数を聞き取ることが難しくなります。
ただ、発音を聞き分ける能力が高い生後6ヶ月～8ヶ月頃までに英語教育を始め、英語に触れさせることにより、英語耳の習得が可能です。
また、英語脳とは英語を日本語に変換することなく、脳内で英語を理解して対応できる脳のことです。
英語脳が無いと、脳内にて英語を一旦日本語に変換、または日本語を英語に変換する作業が発生します。
そのため、スムーズな英会話を行うことが出来ません。
しかし、この英語脳があれば、脳内で英語を日本語に変換することなくスムーズに英会話が出来るようになります。
そして、乳幼児期から英語教育を行うことにより、この英語脳の習得が可能です。
英語学習時間の確保
乳幼児期から英語教育を始めることにより、より多くの英語学習時間を確保することが出来ます。
0歳～6歳まで英語教育を行うということは、単純に6年間学習することが出来る計算です。
小学校に入れば、英語以外の教科も学習する必要があります。
ただ、それまでに英語学習を行うことにより、ゆとりを持って他の教科も学習することが可能です。
乳幼児期の英語教育のデメリット
次に、乳幼児期の英語教育のでメリットついて解説します。
ちなみに、デメリットには、主に下記のものがあります。
- 日本語学習がおろそかになる可能性
日本語学習がおろそかになる可能性
乳幼児期から英語学習に力を入れてしまうと、日本語学習がおろそかになる可能性があります。
乳幼児期から、日常生活で会話をしていれば、自然と日本語を覚えることが出来ます。
ただ、ここに英会話が入ってしまうと、日本語での会話が減ってしまい、結果日本語が覚えられなくなる可能性があります。
そのため、日常会話は日本語で行い、日本語学習も並行して行うなど、英語学習だけにならないようにすることが大切です。
おすすめの英語教育方法
ここからは、乳幼児におすすめの英語教育方法について解説します。
ちなみに、おすすめの英語教育方法には、主に下記のものがあります。
- 英語教育用のおもちゃを使う
- 英語教材＆DVDを使う
- 英語の歌を聞かせる
- 英語YouTubeを視聴する
英語教育用のおもちゃを使う
英語知育用のおもちゃであれば、0歳の赤ちゃんでも遊ぶことが出来ます。
そして、おもちゃを使うことによって、視覚や聴覚、触覚が刺激されるため、効率よく英語学習を行うことが可能です。
現在、数多くの英語知育用のおもちゃが販売されていますので、子供が興味を持ちそうなものを選ぶと良いです。
英語教材＆DVDを使う
より高度な英語学習を行うのであれば、英語教材やDVDを使った方が良いです。
英語教材やDVDは、子供が英語を学ぶために必要な要素が含まれているため、効果的な学習が可能です。
英語の歌を聞かせる
英語の歌を聞かせることにより、英語耳を身に付けることが可能です。
特に、継続して聞き流すことによって自然と英語に慣れてくるため、とても効果的です。
英語YouTubeを視聴する
乳幼児の英語教育では、YouTubeで英語の動画を視聴することもおすすめです。
YouTubeは無料で視聴可能であり、数多くの英語系動画がアップされています。
そのため、子供の好みに合った動画を見つけることが出来ます。
また、アニメーションやイラストなどが使われている動画であれば、楽しく英語を学習することが可能です。
まとめ
現在のグローバル社会において、英語が出来ることは大きなメリットになります。
そのため、乳幼児から英語教育を行うことは、子供の将来においても役に立ちます。
ただ、英語ばかり学習していると、日本語学習がおろそかになる可能性があるため注意が必要です。
また、乳幼児の英語教育では、子供が興味を持ちそうな方法を取り入れることが、とても大切になります。
